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関東風たぬきうどん
食いしん坊の塚本です。
京都育ちの私は、東日本の「黒いうどんつゆ」のことを 「出汁」の旨さを知らない 醤油辛いだけの下品な食べ物だと思っていました。
去年、東京へ行った時、浅草で「そば」を食べました。 その時、同じそばなのに、つゆが関西と全然違うことに気付いたのです。 それは、甘味のないあっさりさっぱりした醤油の香るつゆでした。 「ああ、東京の人が好きな美味しさとは、こういう味だったのか」 と思ったのです。 関東の人がどういう美味しさを求めていたのか、 初めて分かったような気がしました。
「これが江戸っ子の粋なのかもしれない」
関東の人は、関西風の「出汁」の効いたつゆを飲むと、 「甘ったるくて、口にねばりつくようだ」 と嫌うかもしれない、とさえ思ったのです。
そしてあの黒い「うどんつゆ」にしても、本当は、 さっぱりとした醤油の香りを愉しみたいのかもしれない、 と思い至ったのでした。 これは、文化の違いは違いとして、 お互いの良さを素直に認めることができた、という喜びの一瞬でした。
ただ「そば湯」は、理解できませんでしたが。 あんな醤油だけのようなつゆを、 そば湯で割って飲む意味が分からない・・・。
関東風の美味しさの本質に気付いた私は、 さっそく自分で「関東風うどんつゆ」を作ることにしました。 いろいろ試行錯誤して完成したレシピをお教えします。 「関東風うどんつゆ」には、「たぬきうどん」が似合うことが分かりました。
「たぬきうどん」の名称は地方によって異なります。 京都では「きつねうどん」のあんかけ、 大阪では「きつねそば」 関東では「あげ玉うどん」 まるちゃんの「緑のたぬき」は天ぷらそば・・・
「関東風たぬきうどん」
《材料》(2人分) 水 400ml 醤油(濃口) 100ml みりん 50ml かつお節 15g
これをおなべで沸騰させてから2分煮て、 かつお節を濾します。 うどんは、出汁で煮ずに湯で温めてください。 最後にあげ玉とねぎをトッピングして完成!
本当に美味しいです。是非、お試しください。 あなたも関東風の美味しさに気付くはずです。
(勉強ひろば 塚本)
日時 2013年05月03日 09:05 |
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