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稲荷寿司には麻の実
稲荷寿司は、関東と関西では違うが、稲荷と言えば伏見稲荷が総本山。だから稲荷寿司も、もともと京都のものであるに違いない。 と、京都人は思っている。 京都では、稲荷寿司を親しみを込めて「おいなりさん」と呼ぶ。
関東の稲荷寿司は俵型だが、京都の稲荷寿司は三角形である。 その三角形が、キツネの耳の形だという説もある。
その稲荷寿司の具で欠かせないのが「麻の実(おのみ)」である。 黒ゴマだと思っている人もいるかもしれないが、 あれは本来「麻の実」が入っていたのだ。 現に近所の七味唐辛子店に行って「麻の実(おのみ)」を注文すると、 「100円も買えば稲荷寿司50個は作れるよ」 と言ってもらえた。
昔はどこのうどん屋で食べても、「おいなりさん」には「麻の実」が入っていたのだが、最近は「ごま」で代用されていることが多い。
いろいろ探してみたのだが、なかなか昔ながらの「おいなりさん」には出会えない。 そんな時、池添先生に紹介してもらって、ようやくたどり着いたのが、千本丸太町にある寿司・麺類「あさひ」であった。
店の入り口近いブースで、おやじさんが巻き寿司や鯖寿司を作っている。 そして2〜3切れずつ小皿に盛ってあるのを、自分で取っていくのだ。 お目当ての稲荷寿司は水曜日にしか作ってくれないので、何度も通って、三度目の正直でようやく食べる事が出来た。
この店はうどんの汁も、甘い。 昔ながらの京都風の味付けである。 とくにたぬきうどんが美味しい。 メニューも、京都風のうどんのラインナップが、 ずらっと揃っている。申し分ない。
ここの稲荷寿司が、本当に美味しかった。 麻の実の大きさも固さも文句ない。 カリッと味わえて楽しかった。
関東の人は「石が入っている」と思うかもしれないので要注意であるが、これこそ「京風稲荷寿司」である。
(学童ひろば・勉強ひろば 塚本)
日時 2013年11月01日 21:31 |
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