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東日本大震災から１１年
今年も３月１１日が来ます。あの時のことは忘れられない記憶として、薄らぐことはありません。テレビからコマーシャルが消え、津波の映像が被災地以外の人たちも被害のすさまじさを体感。さらに福島原発の事故は、その恐ろしさを実感することの難しさを知るにつれ、見えない、匂わない、放射能の汚染から逃れることの難しさを初めて肌で知ることに。その時から１１年がたったとは、そのことの実感が全くないと、その日になって、改めて過ぎてきた時間を振り返る。
１１年間、私はどのように暮らしてきたのだろうか？あまりにたくさんのことがあって、なにも思い出せない現在。被災地の方にとっては、もっとたくさんの出来事が襲ってきて、その時間をたどることはもっと難しいことだと思う。震災が奪っていったものはたくさんあり、今生きることの困難を生み出していると思うけれど、それぞれの工夫で乗り越えていくしかない私たちが住む社会。そんな悲しい社会ではなく、みんなが助けられ、助けることが遠路なくできる社会になってほしい。震災の経験が、個人ではなく社会や政治の力で支えられる社会になればと、この日になると強く思う。１２年目が始まった、いけぞえもと
日時 2022年03月12日 11:28 |
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