NPO法人福祉広場ブログ

NPO法人福祉ひろばのスタッフブログです

■ よかったさがし

　コロナ過で就職活動に苦戦している若者の現状をニュースでも取り上げられていましたが、我が家も大学4年生の息子と専門2年生の娘が同時期に就職活動で、ひやひやドキドキでした。何とか二人とも新社会人になることができ、初月給の話で盛り上がることも出来ました。決していい母親とは言えないながらも、何とか親としての役割は果たせたかなとホッとしたのも束の間で新たな苦悩？が・・。
　先天性心疾患と鬱の既往がある母とサイクリング出来るほどの身体機能はあるアルツハイマー型認知症の父の生活に変化。母は4年ほど前に経カテーテル閉鎖術を受け、それまで出現していた息切れなどの苦痛症状が改善し、その後目の手術（白内障と角膜変性症）も無事終え、これで少しは老後を楽しんでもらえるかと思っていたのに。期待は今失望に・・。脳の検査で海馬の委縮はそれ程でもないという診断にも関わらず、物忘れが増え、父の司令塔の役割が果たせなくなってきたのです。それどころか、身体機能の低下が急激と思えるくらい進行し、電気をつけようとして転倒してしまうくらいになり、水でもムセが気になるように。
　育児が終わったら次は介護、そして自分自身の老いと向き合うようになるものと訪問看護を通して学ぶことや人生の大先輩から教わることも多かったですが、今まさにそれを痛感しています。これから第二の人生楽しもうと思っていたのに―と思ってしまうと腹が立つので、私の子どもたちが成人してくれるまでよく耐えてくれたと思うようにしています。イライラし、八つ当たりして反省の日々ですが・・。
　親の出来ないところや生活の問題点につい目が行がちなのは職業柄かなと思っていますが、出来ているところに着目するよう意識を変え、プラス思考プラス思考と自己暗示に努めていきたいと思います。人生楽しむぞーの気持ちは忘れないように。昔のカルピス劇場ポリアンナ物語の「よかったさがし」を思い出しながら頑張ろう！コロナ感染が心配な日々もまだまだ続きそうですが、心癒ししながら頑張りましょう！！
訪問看護ステーションひろば　村地

日時 2021年04月30日 10:59 | 固定リンク | コメント (1)