NPO法人福祉広場ブログ

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■ 秋もそれなりの元気で

　夏から秋に季節が移るときは、「暑いですね」「今日はちょっと涼しいですね」「でもまだまだ残暑ですね」「早く涼しくなってほしいですね」などの会話が一日に何度も繰り返されます。実感は、秋はまだまだ朝夕だけの感じです。
ところで、皆さんはどんな夏を過ごされましたか？私の今年の夏は全国障害者問題研究会第50回京都大会の準備に力を注いだ夏でした。8月6日は、国際会議場で全大会。7日は龍谷深草キャンパスで分科会を開催。総勢3000名の参加者470名の要員ボランティア。200本を超えるレポート参加と、画期的な内容の大会となりました。福祉広場のスタッフにも全面的に協力してもらいました。
私と全障研との出会いは今から45年前、障害者入所施設醍醐和光寮に勤務していた時。障害者施設で起こる様々な困りごとに悩んでいた時、全障研と出会いました。障害のある人たちは、「なぜそんなことするの？」と凡人にはわかりずらいことが満載でした。行動の意味が知りたいと思ったとき、全障研は『発達』で解明してくれました。さらに、働きかけ方にもヒントをもらい、悩みが喜びに変わっていきました。私の原点です。わからないのは私の方、気持ちに沿ってないのは私の方、無茶なことをしているのは私の方。彼らは私たちの理解を試しているのかも。わからないことが分かってくると嬉しい、かかわりを変えると反応が変わってくることに驚き、どんどん私がかしこくなってきたことが自信に。20代の私の悩む気持ちを全障研が拾ってくれたように感じています。それから45年がたち、京都では4回目の大会に挑みました。昔と同じように、たくさんの皆さんの力を借り、何とかたどり着くことができました。
秋からはまた課題がいっぱい！元気だけは45年たってもなくなりません。しかし歳はとっていきます、それなりの元気で。池添　素

日時 2016年08月27日 08:39 | 固定リンク | コメント (0)