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土筆の佃煮…感謝
小学生のころの話です。父の実家が淡路島で長期の休みになると帰省していろんな体験をしました。春休みには山に行き、祖父と従妹達と毎年<土筆採り>に出かけました。 土筆は時期が早すぎても小さく、遅くてもたけてしまって穂が開いてしまい美味しくありません。丁度いいものを探すのに1日がかりで、お昼には祖母の握ったおにぎりを食べ、三ツ矢サイダーを飲みまた探す。
夕方になって帰ると、今度は採ってきた土筆の袴を採る作業が始まります。すると今度は<あく>で手が真っ黒になります。スパーの袋5つ分が3分の1くらいになります。更に祖母が大鍋で炊いてくれるですが、出来上がりは「え----?こんなにちょっと?」と大仕事のわりには申し訳ないほどしか残りません。 苦みがあり子供は苦手なのかもしれませんが、自分で採った喜びと貴重なものというありがたみを感じてか、好き嫌いの多かった私の好きな食べ物でした。
つい先日、母がその<土筆の佃煮>を持ってきてくれました。
きっと桂川で姪っ子達と採り、一連の作業をしてくれたのでしょう。ありがとう…と感謝しながら美味しくいただきました。 子供の頃の土筆採りの土のにおい…あたたかい春の風…サイダーの味…優しい祖父の顔など一瞬にしてフィードバックしてきました。
私は1度しか自分の子供には経験させてやれていませんが、それでも佃煮を食べながら「また、土筆採りにいきたいなー。」と言っているのを聞くと、行ってみようかな?と思います。
食育ってそういうことなのかも知れませんね。
療育ひろば 九谷田
日時 2015年03月27日 21:51 |
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