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苦手だった工作
今週の学童ひろばの活動は、牛乳パックを使っての飛行機作りでした!開いた牛乳パックに型をかいて、子どもたちにハサミで切ってもらい、組み立て、ホッチキスでとめて、輪ゴムをつけて飛ばします。大人がつくると3分ほどでできあがり、ものすごくよく飛んで面白い工作の一つです。
ですが、私はひろばの活動の中で、工作活動だけがどうしても苦手でした。というより、子どもの頃から、工作が嫌いでした。それは、クラスのみんなの中で、それぞれアイディアを出して、個性のあるものを仕上げる・・・自分のセンスの無さや、不器用さがみんなに知られるのが恥ずかしくて、いつもまわりの友達を見て、こっそり真似をしていました。センスのある子や、器用な子は工作の時間が楽しそうで、羨ましかったのを覚えています。
ひろばに来ている子どもたちの中にも、「工作」と聞いただけで、「やらへん」という子がいます。工作が嫌いというよりも、自信がない、できるか不安、何作んのかわからん、めんどくさい・・・「やらへん」の裏側には、それぞれ理由があるのだと思います。
2年前、「ひろばでも工作活動を取り入れよう!」となったとき、正直、気持ちが乗りませんでした。自分が苦手でできひんことを、毎月やっていけるんか・・・と。
でもやるしかない! でも、どうすれば子どもたちも自分も、たのしく取り組めるか・・・ 完成したものに、「うまい」「下手」「センスがある」「センスがない」が出ないように準備を工夫したらどうやろう?
型紙を作ったり、キットにしたり、切りやすいように切り込みを入れたり・・・毎月、準備にすごく時間がかかります。 ですが、今日ふっと、 「最近『やらへん』の声、聞かんくなったな・・・」 と思いました。
確かに、不器用で線通りに切れなかったり、力が弱くてホッチキスがうまく留めれなかったり、子どもたちがぶち当たる壁はたくさんあります。 それでも、みんな最後まで作りきって、ビュンッと飛ばして満足そうにしている、そんな姿がたくさん浮かんできます。 「作ってたのしい!」「遊んでたのしい!」「僕にもできた!」「なんや、僕ってすごいやん!」「工作、意外とできるかも!」そんな風に思ってくれていればと思います。
そんなことを考えていると、「次はどんな仕掛けをしてみよう」「どうすればもっとわかりやすく簡単に、おもしろいものができるか・・・」と、自然に考えている自分がいました。
あれだけ気持ちが乗らなかった、苦手だった工作・・・ でも「意外と楽しいかも!私にもできるのかも!」そんなことを思った1日でした。
学童ひろば 北島
日時 2014年10月24日 18:40 |
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