2016/3/29 | 3月29日の朝日新聞の一面、これからのこの国の行く末を象徴しているような見出しが並ぶ。一番大きくは「安保法施行、集団的自衛権を容認・専守防衛転換」(戦争法により、お友達が喧嘩ややられそうになったら、仲裁しに行くのではなく、お友だちが負けないように加勢するし、自分ところもやられそうかもしれないと思ったら、先にやっつけておくこともOKになった。池添訳) その横に小さく「保育士配置緩和求める。政府、自治体に待機児童解消策」(政府が自治体に、勝手に手厚い配置基準にしているところなどは、今と同じ面積と人数で、もっとたくさんの子どもを入れるようにしなさいという内容。池添訳) もう少し細かく丁寧に政府は自治体に改善を求めています。一番目は、「国の基準より手厚い保育し配置や部屋面積の基準緩和」は、もっと子どもを詰め込めということです。2番目は「小規模保育の定員枠拡大と対象年齢の緩和」は、狭いところでも、園庭なくてもプレイルームなくてもかまへんからたくさん子どもを入れて、年齢も乳児だけでなく幼児もみたらええやんということです。3番目は、「参入意欲のある事業者の積極的な認可」は、狭いところで、少ない人数の大人で、いっぱい子どもを預かったらもうかりまっせ、子どもで儲けたい会社どんどん来てくださいということ。4番目は「保育所に入れなかった人の解決策を探るコンシエルジュの設置」は、「保育園落ちたの私だ」と社会に向かって叫ばれると迷惑なので、不満のガス抜きをする仕組みを作るということ。五番目は、「短時間勤務の保育士を活用」は、パートの保育士をいっぱい雇って、人件費安上がりにして、責任ある保育はしなくていいですよというもの。 戦争に使うお金は増やして、子どもにかけるお金は減らす国づくりにストップをかける運動をスタートさせる日。(いけぞえもと) |