ひゅうまん京都:新着情報履歴

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2015/1/1 「この機会に、満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び、今後の日本のあり方を考えていくことが、今、極めて大切なこと」と2015年の年頭の所感を述べた天皇のことば。「異議なし!」と激しく強く同意する。昨年から大きく動き出した、戦争できる国への衣替えに対する大きな危機感、そして同じ歴史を繰り返してはいけないという強い思いをもつ市民の声をどう日本や世界に届ければよいかを模索した午年。未年にバトンタッチされて、一層工夫と努力が必要な365日の一日目が始まった。
戦後70年、先輩たちが作り、私たちが守られてきたことを思いだしてみたい。国民皆保険、ポストの数ほどの保育所、養護学校義務制、訪問教育、院内学級、乳幼児健診、療育システム、もっとあるだろうけれど、最後に日本国憲法。
忘れてはいけない、私たちは次の世代に引き継ぐ責任があるのだが、もうすでにジワジワと壊されてきている。高齢者介護は相当ひどいところに来ていてさらにひどくなるが、今年から始まる子ども子育て支援法が次に先兵を行く。ポストの数より多く、園庭のない危険な保育環境の小規模保育ができる。障害児支援のところでも「子どもでひと儲けしよう」という事業所が全国にいっぱいできたし、これからも増え続けるだろう。そして税金がたくさん使われるようになると良心的な事業所も含めて、国による事業所つぶしが始まると予想されるのは、介護保険を見れば明らか。一つ一つ自分の立っているところで、壊されないように、もっと良いものに作り上げるために、思考と議論と行動が必要。
私の初夢は福祉広場のスタッフと「発達」や「療育」について大議論している場面で夢から覚めた。昨年は「相談」について考えることが多かったとし、今年は「発達」についてこだわって考えてみたいと思っている。子どもの発達を的確にとらえたかかわりとは、子どもが一番求めている大人からのかかわりはどんなこと?仲間と一緒に元気で力を尽くしたい。

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