ひゅうまん京都:新着情報履歴

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2015/3/30 3月29日日曜日の午後1時半から2時半まで京都市役所前で「共に安心して暮らしやすい京都を!」をスローガンに、京都府が制定する「京都府障害のある人もない人も共に安心して生き生きと暮らしやすい社会づくり条例」を府民の皆さんに知っていただこうと街頭宣伝とパレードを実施。

 雨の中100名の皆さんが京都市役所前に集合。参加者は傘や車いす利用者もカッパに身を包みスピーチ。障害者権利条約から遠く離れた条例のことや、今なお障害者を苦しめる差別の実態。女性障害者ならではの困難、生活保護費切り下げは、障害年金と生活保護でなんとか暮らしている障害者の暮らしを直撃と弁護団から。「働きたくても働けない障害者の暮らしは生活保護で成り立っている」と新生存権裁判原告の訴えは心に響きます。
 
 精神障害者の暮らしの場に病棟を転換する画策はどう考えても納得できないし、3年目の報酬改定で減算になる事業所の訴えも国はどう考えているのかと腹立たしい。自立支援法違憲訴訟元原告からは基本合意の内容を忘れてはいけない。65歳問題は障害者が高齢者になったら障害者ではなくなるはずがない。

 この取り組みは、障害者権利条約の批准と完全実施をめざす京都実行委員会と障害者自立支援法に異議あり!応益負担反対実行委員会が共同で開催したもの。この意義も大きい。次は、高齢者も子どもの問題もみんなつながって声があげられたらよいのにといつお思うが、なかなか高いハードル。

 「障害があってもなくても」というフレーズが頭に残り、朝の散歩で、「迷惑」の反対語を考えた。「迷惑をかけない」「迷惑をかけられた」「誰にも迷惑をかけない」などのことばが浮かんだ。

 ふと思ったが、「迷惑をかけない」は「相手がどう思っているかが解らない」、「迷惑と思っていないかもしれない」けれど、自分が思っているだけかも。

 そして、迷惑をかけられたとしたら、それはとても嫌なことで悲しいかも。迷惑をかけてしまっても、やはり幸せな気持ちにはなれないと思う。

 ということは、「迷惑」は喜びや楽しいことの対極にあるのではと考えた。そして文字を並べてみたら「喜楽」となり、「気楽」と同じ音。

 「迷惑」反対は「気楽」というのはどうだろうか。気楽に生きられる、気楽に頼める、気楽に助ける。遠慮なく気楽に手助けを頼めたら、あるいは頼んでくれたらよいのではないだろうか。

 辞書には「心配や苦労がなく、のんびりとしていられること」とあります。「お気楽」という言葉もあるぞ、と反論が来そうですが、迷惑がかかると息をひそめて生きないといけない立場に追い込んでいる国の動きや社会保障を削ることこそ、迷惑なのです。
(いけぞえもと)

 

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