編集長の毒吐録
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☆2020/5/20更新☆

北野白梅町の西大路通に面した北東部に聖ヨゼフ医療福祉センターがあり、その裏側(東側)に聖ヨゼフ修道院(登録有形文化財)があります。前には道があり、天神さんがすぐ東側です。占領期(1945年〜52)には、ここにCIC本部(連合国軍対敵諜報部)がありました。戦前は住友財閥の衣笠別邸だったところを、占領軍が接収したわけです。

この辺には占領軍の将校が住んでいました。金閣寺の近くです。また、紙屋川を越えた東側には、「北野キャバレー」(現在の上七軒歌舞練場)もあったといいます。

聖ヨゼフ修道院の北側150m程のところに、お抹茶の速水流(はやみりゅう)の滌源居(てきげんきょ)があります。速水は、速水宗達に始まる茶道の流派です。2019年には、聖護院門跡宮城泰年猊下から「任然」の号を賜わりました。先代のお家元の「招待」を受けて。この場所を訪れたことがあります。

「洋風」の聖ヨゼフ修道院の建物と「和風」の速水流の庭と建物が「共存」しています。共通しているのは、「風格」ある空間であることです。もう一つは、建築物の高さが低いということです。ここでは、「高い建物」は「憧れ」「誇り」にはなりません。むしろ、無粋です。あたりを「静寂」が包んでいました。

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