2014/9/8 | 黙祷から始まった広島での「みんなのねがいセミナー」は日曜日の午後。その日は晴天でしたが、土曜日はまた雨が降り、その中でも行方不明者の捜索や復旧が行われていた。 土曜日の夜に泊まったホテルでは、テレビの画面にテロップが流れます。ごみの無料回収や生活や困りごとの相談の窓口紹介はもちろん、たくさんの保育所が泥に埋まり保育ができない状態も。 乳幼児の預かりについての情報も流れます。そして発達障害の子どもさんを預りますという事業所の紹介も。公立保育園や民間も人手を出していろいろな保育園で預ったり応援しているそうです。 さすが広島、これまでの蓄積がすぐに子ども達の対策に結びついています。でも、これからがもっと大変とみなが口をそろえて言われます。しんどさがずっしりと重さを増してくるのはこれから。 前日の土曜日は大阪障害者センター企画の研修会。障害児支援や子ども子育て支援法など、障害乳幼児にかかわる課題を取り上げていただいているのは嬉しいこと。 がんばって話そうといったのはよいけれど、会場には名だたる先生が一杯でどうしょうかと緊張。しかしじたばたしての始まらないので、障害児支援や障害児のをめぐる現状を話させて頂きました。しかし、翌日の広島ですごい話を聞き、まだまだ修行が足らんと反省。 すごい話は、こんなこともありなのだとびっくりします。広島では、療育のシステムがしっかりしていて、単独通園も親子通園も充実しています。そこでも児童発達支援事業所が100箇所あるそうです。 こんなスキマの需要があったとは驚き、月から金までは通園施設で療育を受け、土日は子どもだけお預かりの児童発達支援事業所を利用するというもの。平日は、この事業所は放課後デイをしているとか。子どもはほとんど家にいる事がないのです。 家庭でゆっくりを知らない子ども達がこれからどんどん増えていきます。その子ども達のこころのよりどころがどのように形成されていくのか、大きな不安をいだきます。 もちろん親だけが養育するのではありません。でも、親も子どもにとっては必要な人的環境。大きな宿題をいただきました。 土曜日の夜は広島の仲間と全障研全国事務局のA君も参加しての鉄板焼き懇親会。最後のお好みもばっちり決まっておいしく頂いたら、突然電気が消えて、嬉しいサプライズでハッピーバースデイをしていただきました。 介護保険適応までの1年間をどう過すかですが、今回の広島行きも災害のあとで緊張しながらでしたが、今度は11月に沖縄に寄せていただきます。知事選が終わった沖縄です。嬉しい気持ちでいけるように、京都からエールです。そんなこんなで、あっという間の一年のような気がします。うかうかしてられません。(いけぞえもと) |