編集長の毒吐録
<<前のページ

☆2020/5/28更新☆

平安京(794年〜)の北端は一条通でした。上京区の大将軍商店街のことです。無言宣伝の「聖地」のすぐ近くです。この地に百鬼夜行(ひゃっきやぎょう)の言い伝えが残っています。百鬼夜行とは、深夜に徘徊する鬼や妖怪の行進のことです。不要になって捨てられた「もの」(者、物)が、捨てられたことを呪って、古い道具などに宿る「神」の力を借りて、妖怪がうごめいたといわれています。妖怪がみやこをうろついたとか・・。

今、コロナ禍という「妖怪」がうごめいています。多くの「症状」が集まって来て、来れば来るほどその「威力」「怖さ」に戦きます。しかしながら、我々はまだその「正体」を正確にはつかめていません。なにせ、有効な予防薬も治療薬も開発も出来ていません。いま、僕らは生態系の破壊、保健所を含む医療資源の切り捨ての「つけ」に直面しています。

<一つの妖怪がヨーロッパにあらわれている、―共産主義の妖怪が。旧ヨーロッパのあらゆる権力が、この妖怪にたいする神聖な討伐の同盟をむすんでいる。法王とツァーリ、メッテルニヒとギゾー、フランスの急進派とドイツの官憲も。

およそ反政府党で、その政敵たる政府党から、共産主義だといってののしられなかったものがどこにあるか、およそ反政府党で、より進歩的な反政府派にたいしても、また反動的な政敵にたいしても、共産主義という烙印をおす非難をなげかえさなかったものがどこにあるか?

この事実から二つのことがあきらかになる。共産主義は、すでにヨーロッパのあらゆる権力から、一つの力としてみとめられている。共産主義者がその見解、その目的、その傾向を全世界のまえに公表して、共産主義の妖怪談に党自身の宣言を対置すべき時が、すでにきている。>(共産党宣言)

閉じる

ご意見、ご感想をお寄せ下さい。
First drafted 1.5.2001 Copy right(c)NPO法人福祉広場
このホームページの文章・画像の無断転載は固くお断りします。
Site created by HAL PROMOTIN INC