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☆2020/6/18更新☆
<きのうを振り返りあしたを見晴るかす❷>【“売り場”と“買い場”と】家の周囲500mに、大型のス―パーマーケット1店、小規模スーパーが3店、商店街2つ、コンビニ4店があります。そういう意味では、“買い物難民”にならなくて済む、便利なところだと言っていいでしょう。大型スーパーの1階は、野菜・果物、魚、肉など生鮮品の売り場になっています。夕方ともなると、勤め帰りの人でレジもあわただしさを増します。事情は小規模スーパーでも変わりません。買い物客と対話能力をもっているはずの商店街の衰退につれて、「無言の行」よろしくの姿が目立つようになりました。
スーパーにもコンビニにも、その機能は求められません。その代わりにはなりませんが、機能を補うものとして、“売り場”を“買い場”に発展させる努力があるのではないでしょうか。“売り場”は売る側、店の論理です。“買い場”では、消費者が商品と問答を交わします。コンビニように小回りのきく店が伸びて来ると、“買い場“が“売り場”に戻ってしまいます。“巨艦主義”の限界でしょうか。
消費者は“買い場”を求めます。消費者は“買い場”で、商品購買に必要な情報を求めますし、自分が持っている知識を動員して商品を選びます。そして、それだけでなく、商品と“対話”します。選んで良かったという“満足”を求めます。そうなると、「百年一日」のごとく変わらないことに飽きてきます。僕のように選ぶ商品が限られている者は、変わり映えしない商品構成にゲンナリします。またか!これしかないのか!売る側は売れ筋を追います。しかし消費者(僕の場合)は“夢”も買います。選ぶこと、買うことが喜びであるような“買う場”を僕は欲しています。
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