編集長の毒吐録
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☆2020/6/24更新☆

先日診断してくれた訪問歯科医師とSTは、誤嚥した可能性に触れ、経口の飲食物が残っている様子を、鼻からスコープを挿し込み、見せてくれ、説明もしてくれました。食道と気道の動きが映り、まひ側の食道に、食べ物(飲み物)が残る様子がリアルでした。音をけたたましく立てて吐き出す様子がよく分かりました。かつ、それが「有効」であることもよくわかりました。

誤嚥の可能性は2つです。1つは、経口の飲食です。これは日常の生活を送っているときに起こります。対策として、食パンをやめ、飲みものにとろみをつけるようにしました。加齢とともに誤嚥の可能性は高まりますが、僕の場合は脳幹梗塞の影響もあって、これまでも誤嚥し入院を繰り返してきました。「油断大敵」、災害は思いがけないときにやってきます。

第2は、就寝時のツバです。眠っているときのことですから、誤嚥しないように「条件」を整える必要があります。対策として、これまで、ベッドの頭側を上げるようにしてきました。今回、これに加えて、寝る時に身体の後ろに枕を差し挟んで、身体が傾くようにしました。

左側の写真は、ベッドの頭側があがっている様子です。右ようすの写真は、背中の後ろに枕を差し挟んでいる様子です(脳幹梗塞の影響で、横になると、身体の右側が痛いのです。痛くならない程度に右傾するようにしました)。身体に傾斜をつけたお陰で、起きた時の咳(ツバのつまり)がなくなりました。「たかだか誤嚥、されど誤嚥」です。誤嚥は命の危険にもつながります。

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