福祉広場イラスト 福祉広場目次へ

最新更新ページ


◆ひゅうまん京都

◆ひゅうまん京都


編集長の毒吐録

☆2017/5/23更新☆

【読書雑記325】『わが戦後俳句史』(金子兜太、岩波新書、780円+税)で著者は自作の句を紹介しながら、戦後の句界のいくつかの論点に触れる。「朝はじまる海へ突込む鴎の死」。日本銀行勤めをしながら俳句専念の人生を生きるべく肚をくくったときにできた句だという。神戸港の光景に、海で果てた零戦搭乗員の姿が重なる。

前衛俳句運動の旗手として戦後の俳壇に旋風をまきおこし、今も第一線で活躍する著者は、追随を許さぬ独自の詩的世界をつくり上げた。その過程が分かる。

●「原爆許すまじ蟹かつかつと瓦礫あゆむ」<「原爆許すまじ」が広く唄われていた頃で、その記憶に残る詞句をいきなり借用して(私は自己流にこれを本歌取りという)つくった句で、賛否両論だった。讃める人は中七下五の捕らえ方に縄文期がある、などと言うが、自分では分かり切らない。しかし、この句の韻律の素樸で乾いたひびきは自分でも好きだ。とっさに出来た俳句の良さか>

●「朝はじまる海へ突込む鷗の死」<鷗は魚をとるため海へ突っ込む。その景を見ていて、トラック島で、零戦が撃墜されて海に突っ込む景を直ちに想起した>

●「曼珠沙華どれも腹出し秩父の子」<これは郷里秩父の子どもたちに対する親しみから思わず、それこそ湧くように出来た句。これも休暇をとって秩父に帰ったとき、腹を丸出しにした子どもたちが曼珠沙華のいっぱいに咲く畑径を走ってゆくのに出会った、そのときのもの>

バックナンバーはこちら

 
福祉にまつわる怒り、ほのぼの、なるほどがいっぱいつまったウエブマガジン
 ひゅうまん京都の表紙絵からとびだしました
  渡辺あふる美術館
 自然の息吹が写真と 
  「北の大地―幌内原野」から
   子どもたちの愛らしい笑顔 
 
今日の風景

酉いろいろ
(写真・文 スタッフ。クリックしてみてください)

困ったときは…
福祉なんでも相談
給食のプロが作るレシピ集

    乳幼児が大喜び
乳幼児レシピ
    おいしい治療食への招待
治療食レシピ

最新更新ページ
福祉川柳道場破り どっちもドッチ
フリートーク

 


●発行元/NPO法人福祉広場
〒603-8324 京都市北区北野紅梅町85
弥生マンション内
First drafted 1.5.2001 Copy right(c)NPO法人福祉広場
福祉広場ロゴ小  目次へ