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◆ひゅうまん京都

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編集長の毒吐録

☆2017/12/13更新☆

【読書雑記395】『徹底検証 日本の右傾化』(塚田穂高、筑摩書房、1800円+税)。ヘイトスピーチ、改憲の動き、日本会議の活躍など、「右傾化」とみなされる事例には事欠かない。ならば日本社会は、全般的に「右傾化」が進んでいるのか。本書は、その全体像を明らかにしようというもの、研究者、ジャーナリスト、編集者らが検証した本。「壊れる社会」「政治と市民」「国家と教育」「家族と女性」「言論と報道」「蠢動する宗教」の全6部にわけて実態を明らかにする。「日本の右傾化」を考えるためのブックガイド。

日本の右傾化が進んでいると言われる。ソ連崩壊から四半世紀以上経ち、左右の対立は不明確になり(マスコミはそう言う)、「右傾化」の定義が難しいとき、本書から「右傾化」の実相を学んだ。

<このように「日本の右傾化」は、各局面で色合いを変えながら、複雑に重なり合って進んでいる。新自由主義と排外主義の顕在化、政治と市民社会との齟齬、個人から国家への重心移行、自由や人権の浸食、特定の生き方の押し付け、平等原則の毀損、自己賛美と他者憎悪、強者の側に居直る「宗教」――。

このように部分特性を列挙することはできるが、一言では表せない。どれもが個別イシューの範域を超えて絡み合っている。こうした事態にどう向き合うのか。本書の随所に、その「希望」と「可能性」とは描かれたはずだ。

他者の声に耳を傾けること。差別や憎悪煽動、不公正や不平等、人権と自由の侵害と徹底的に戦うこと。「国を愛する」「皇室を崇敬する」「日本スゴイ」「家族は大切」などと考えてはいけないということではない。そのように考えはしない他者に強いたり、憎悪を向けたりすること、国や「公」がそれらを押し付けることが問題なのである。多様性を認める、それだけだ>。以上は編者の問題意識。

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