2015/6/5 | あっという間に、一年の半分が過ぎていった。戦後70年もあっという間に過ぎ、戦争できる国づくりにまい進しようとする動きに抵抗する日々が始まった。障害者は平和でないと生きられないことぐらいみんな分かっていると思っていたが、そうではなく、役立たずは必要ないという社会に簡単になるということを思い知る最近の日々。 そしてそれがまさか自分の身の上に起こるとは思ってもいませんでしたが、すぐにやってきました。役に立つか立たないか、金になるかならないかなのです。運営的に厳しくなってきたときに切り捨てられるのは、目に見えて役に立つかどうかなのです。 10年間ぐらい伺っていた老人保健施設での音楽療法を終了することになりました。4月から新しく赴任された事務長さんは見たこともない音楽療法は必要ないと判断されたのでした。最後に最後まで見てくださいとお願いして、しっかりと参加していただき、「ここに来てから初めて楽しい気持ちになりました」と言われました。 経営的にしんどい時に、真っ先に切り捨てられるのはQOLでしょう。特にクオリティーは測定できません。人生の質、生活の質を大切にしてこその介護だと思うのですが、経営が大切です。 突然の打ち切りにちょっと呆然としましたが、この現実を受け止め、今度開催されるレット症候群の子たちの会コスモス会での音楽療法に頑張りたいと思います。 |