2016/1/1 | 2016年が明けました。この一年が誰もが安心して生きられる、時間、暮らし、人間関係が保障される年であるように心から願います。 今年の大きな取り組みは8月6日7日に開催される全国障害者問題研究会第50回大会です。全体を貫くテーマは『プラスワン〜あなたと次の一歩を〜』。6日は京都国際会議場。記念講演は尾藤廣喜弁護士。講演のタイトルは、「平和的生存権をかかげて弁護士40年の歩み」。新生存権裁判の弁護団長です。9条と25条を一言で表せば、「平和的生存権」と言えるのではないでしょうか。まさに今の情勢にぴったりの記念講演です。 現在、全体会の文化行事のための企画が若者たちの手によって練られています。一人一人のプラスワンと、障害者運動や誰もが住みやすい社会のためのプラスワンを考える大会にしたいと考えています。 2日目の分科会は龍谷大学深草学舎です。交通至便の場所。実践を持ち寄り、学び合って、話し合って、みんなでプラスワンしましょう。 私の生き方と仕事の原点は障害者問題。47年前に白川学園に実習に行き、この仕事がしたいと強く思い、就職は京都市役所。最初に働いた場所は京都市立醍醐和光寮(今は民間委託されました)。思い返せばここで腰痛や頚腕になり、職業病で3年間休職しました。なかなかつらい時代でした。 若杉学園、保育所、児童福祉センター療育課と、障害と子どもたちの両方のキーワードで仕事をして22年間。子育てに忙しいときもありましたが、ずっとかかわってきたのが全国障害者問題研究会、通称、全障研。施設問題研究会がスタートで、第5回大会(1971年)は京都で開かれ、初めて全国大会に参加しました。次は13回大会(1979年)28回大会(1994年)そして今年50回。京都で4回目の大会になります。 私はその大会の実行委員長を引き受けています。私にとっても閉めくくりの大きな意味のある大会になります。若いみなさんの力を集めて、花開く未来を感じる、楽しくて、充実した大会になるように頑張りたいと一年が始まる日の決意です。(いけぞえもと) |