第１４回 『アイ・ラヴ・フレンズ』をもう観ましたか
映画『アイ・ラヴ・フレンズ』を見ましたか。早いもので残すところあと1週間、11月23日までの上映です。
大本営発表みたいに、負け戦を勝ち戦のように言っても仕方がありませんので、この欄を読んでいただいている方には正直に報告します。3週間近くが経過してまだ3000人にやっとという状況です。2万人が目標ですからはるかに及びません。助けて欲しいというのが正直な心境。
東京の「ぴあ」では公開日初日に出口調査をして、その映画の満足度ランキングを発表しているのですが、『アイ・ラヴ・フレンズ』は0.3ポイント差で第3位、85.1点でした。京都でも、初日の翌日、映画センター宛に｢良かったよ−｣というメールが入るなど、評価は上々だと思うのです。 配券先に電話を入れて、チケットの売れ具合などを聞くと、そこそこ売れています。はっきりとした数字がつかめる所のチケットの出方を調べてみると、まだまだ半数ほどしか見に来ていないのです。一体いつ見に来てくれるのか、あるいはチケットが売れていないのではと、心中穏やかならずの日が続いております。
上映委員会では、とにかく23日までの残り1週間に多くの人に見に来てもらおうと、精一杯の取り組みをしていくことにしました。
・まだの人は見にいって下さい｡
・チケットを人に預けている人は､「もう見た?」と声かけをして下さい｡
・行かない、行けない人は、その理由を率直なところ教えて下さい。
(次回は12月4日更新予定です）
筆者紹介
竹内守
京都映画センター社長。“映画の製作者でも、映画を上映する映画館でもないし、映画評論家でもない。映画を見たい、見せたいという人に出会い、結び付け、上映会を作っていく《普及者》の視点で”映画に情熱を傾ける。
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