亮ちゃんの子育て・親育ち日記
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第621回 北野天満宮
 お昼前、三人で家を出た。まずは腹ごしらえ。以前、「不思議な縁(2002.10.12)」で話題にした回転寿司のアトム吉祥院店へ向かった。ところが、その場所は「無添くら寿司」になっていた。二社の勢いの差がそのまま出た感じだ。今回は「ビッくらポン!!」は全部外れた。

 さて、僕たちが外出したのは、回転寿司を食べるためではない。さらに北、「らく相談室」の近所、北野天満宮へ向かったのだ。今月と来月が論文を書く最後のチャンス。書き始めるから神頼みとは、なんとも頼りない話だが、「まぁ行っておいて悪いことはないだろう」という気でお参りに出かけた。

 加奈子は境内の鳩を追いかけて大はしゃぎだった。梅はまだ全然咲いてなかった。絵馬を買って、絵馬所で願い事を書こうとして、「あれま!」だった。

 マジックで書くのかと思っていたた、筆だった。筆など、何年ぶりに握っただろうか?僕の母親は家で近所の子どもに、硬筆と毛筆を教えていた。小学校の頃は、夏と冬の宿題の習字を、毎年時間をかけて書かされたモノだ。おかげで賞状も何度かもらうことができたが、今や見る影もなく、自分でも情けなくなるような悪筆である。久しぶりに握った筆は、フンニャフニャで書きづらかったが、なんとか格好はついた。

 こういう場所に来ると、決まって起こるのが「お宮参り(2001.09.25)」でも書いたような「字忘れ」だ。「博士論文成就」と書こうとして、「はてさて、博の字には"、"があったかな?」と不安になった。絵馬の字が間違っているというのは、ホンマに格好悪い。しかもそれが博士論文の「博」の字では、思いっきり恥ずかしい。さいわい、学生証を見たら確認できた。

 帰り道のついでに、梅小路蒸気機関車館へ寄った。加奈子は、到着直前に自動車の中で寝てしまった。到着後すぐの2時半に臨時のSLスチーム号の運行があったが、その時の汽笛の音にもピクッと反応しただけで、寝続けていた。3時半の定時運行まで粘った甲斐あって、はじめて機関車がターンテーブルに載って旋回するところを見ることができた。あんなに速くグルグル回るとは…

(ほぼ毎日の更新予定です)
 筆者紹介
山田亮
2001年8月12日、第1子の加奈子ちゃんが生まれた。
誕生前の第1段階、誕生後の第2段階、そして和子さんの産休が明ける第3段階と毎日更新中のこの報告に人気が集まる。滋賀医科大学に車通勤の和子さんとの3人暮らし。福祉研究者、基礎経済科学研究所事務局長、主夫と八面六臂の大活躍。ホームページもユニーク(「山田亮のアンチマッチョ宣言」

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