亮ちゃんの子育て・親育ち日記
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第325回 10年前の今日
 10年前の今日は、僕のローランドの入社式でした。浜松の本工場で行われ、そのまま研修プログラムに入りました。あの研修期間が、僕の最後の「学生気分」だったように思います。辞令先に配属されてからは、「社会人って、こんなにタイヘンなんや!」と思っていたら、実は、僕だけがとんでもない上司の下で、イジメと嫌がらせの毎日を過ごしていたという…そこから公私共に、ドンドン右下がりの、長い長い厄年が始まったのでした。

 加奈子の朝の散歩をしながら、真新しく全然着こなせていないスーツ姿の若者を見届けながら、「あれから10年か…」と感慨にふけった朝でした。あのアホな上司に巡り会わなければ、ひょっとして今頃は、マッチョ街道驀進中だったかもしれない。そう考えると、「アンチ・マッチョ」に目覚める大きなキッカケを与えてくれた、「あの」上司に感謝である。さらに言うと、「とんでもない上司」はどこの組織にもいるが、それを放置するようなエエ加減な人事体制(ひいては企業社会のあり方)を、早くに見限ることができたのも、彼のお陰だと思います。有り難い経験をさせて頂きました(なんてクドい嫌み)。

 多くの皆さんにとって、この4月1日は、新しい年度に新しい学年、新しい職場や学校が始まる日です。和子さんは、今日から滋賀医科大学に全面転勤になりました(コレまでは名古屋大との併任でした)。しかし、僕はなんの変哲もなく、加奈子を抱っこして「ぼ〜〜〜っ」っと道ばたの桜の木の下で立っておりました。お昼のベビーカーでの散歩中に、加奈子が寝てしまったので、研究室で同じようにオーバードクターをしている友達に「ウチら、なんも変わらんのぉ〜、いつまでこんなんで行けルンやろかなぁ?」と電話をしました。

 ところで、阪神タイガース絶好調ですね。数年前も「ノムさん効果」とか言って、はしゃいでましたなぁ。夢よもう一度ですね。前回優勝した時(僕は高校3年生)も、確か吉田監督就任1年目だったと思います(調べたら就任2年目だった)。いずれにしてもチョビッと星野仙一に期待はしています。

(ほぼ毎日の更新予定です)
 筆者紹介
山田亮
この8月12日、第1子の加奈子ちゃんが生まれた。
誕生前の第1段階、誕生後の第2段階、そして和子さんの産休が明ける第3段階が間もなくやってくる。和子さんは名古屋大学に新幹線通勤する。福祉研究者、基礎経済科学研究所事務局長、主夫と八面六臂の大活躍。ホームページもユニーク(「山田亮のアンチマッチョ宣言」
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