20060113<>◇子どもが犠牲になる痛ましい事件が相次ぐ中、子どもの登下校など「安全確保」が緊急課題となっている。各地で学童保育の入所希望が増えたり、学年延長や時間延長の要望が出ている。京都市では昨年、市議会での副市長が「学童クラブからの帰宅に職員を同伴させる」と発表し、12月12日から3月末までの「超勤手当」を予算化するとした。少ない職員数で何通りもある帰宅グループに同伴する事自体にも無理があるが、その内容を聞いて驚いた。何と約100日間で1クラブあたりの「超勤」枠は、在籍児童数によって25〜60時間であるらしい。例えば50時間でも1日あたり、0.5時間である。1館あたり7〜8万円になるのだろうか?京都市全体でも1千万円にも満たない。約7000人の学童保育児童の「安全確保」は、一人あたり100日間で約千円(1日10円)が、副市長のいう「お金のかかる決意」ということらしい。◇まずは子どもの足で通える距離(小学校区内)に、40人までの適正な規模での学童保育を必要なクラブ数設置すること、安全確保できる職員体制を確立すること、父母の強い要望である学年延長や開設時間延長を実現すること、その上にたって保護者会やPTAの協力のもと地域の関係機関や関係団体とのネットワークづくりなどを通じて、真の安全確保を追求して欲しいものだ。<><><>#ccffcc<><>子どもの安全確保のために