20030924<> 長岡京市で学童保育の「民間委託」が検討されている。指導員の退職不補充で来年度1ヶ所から順次、民間の社会福祉法人に運営を「委託」していくというもの。主な理由は「人件費の抑制」だが、平均勤続16年(38才)で年収450万円はどう考えたって高すぎる額ではないと思うのだが。乙訓の2市1町では、共同保育の時代を経て、行政と父母が協力して公立公営の学童保育を30数年間かけてつくりあげてきた。実態とかけ離れて低く抑えられた国の補助の中、保護者も決して安くない「協力金」(保育料)を負担してきた。そして、指導員の継続雇用を保障させる中で、他都市と比べても一定の高い水準の施策を保ってきた。最近の東京などの「委託」の様子を聞いたところ、「委託料が低く働き続けられない、指導員がころころ替わり保育の積み重ねができない」などの声があちこちで聞かれた。「安全」と「安心」が実感でき、毎日自分の意志で通える学童保育は「指導員の継続雇用」が決定的な条件である。
長岡京市は未だ委託先の要件や委託金額・条件も明らかにしておらず、保護者も指導員から「委託だけを急ぐな」との声が上がるのは当然である。 (事務局;松井 信也)
<><><>#ffccff<><>「指導員の継続雇用」が決定的な条件
20030919<> 9月21日、午前9時30分から下京区河原町正面の「ひと・まち交流館 京都」を会場に「第16回京都学童保育学習交流集会」が開催されます。午前の記念講演は「ちょっと気になる子どもと子育て」(池添 素 先生)。午後1時からは「教室の子どもたちと地域・学童保育」「ADHD・LD・広汎性発達障害をもつ子どもたちの障害理解と手だて」「学童保育の遊びと生活」「障害のある子どもと学童保育の生活」「学童保育の設置・運営基準を考える」「学童保育の保育指針を考える」の2講座・4分科会が4時まで持たれます。参加費は1000円、当日参加もOKですので是非ご参加下さい。 (事務局;松井 信也)<><><>#fdd6b3<><>9/21 第16回京都学童保育学習交流集会が開催されます
20030912<>◆「日本の学童ほいく」誌10月号を手にしました。特集は「これって虐待?」です。巻頭論文では春原由紀武蔵野大学教授が「虐待」<英語のChild Abuse(ab=間違った)(use=使用)、つまり「子どもの乱用」>といった捉え方から、親や、虐待を受けた方に向けてのメッセージも含め、判りやすく書いていただいています。後に続く手記や編集部の解説も含め、たくさんの方にぜひ読んでいただきたいと思います。◆掲示板に「養徳小(京都市左京区)では04年度実施の方向で(二学期制導入が)議論されていますが、養徳小では、夏休みに4回程度の授業日を設けようとの案が出ています。でも暑いし、勉強にならないし、学童の行事とかとぶつかって大変だし、ブーイングあります。03年度実施校の様子(特に問題点)をどなたか教えてもらえませんか?」という書き込みがありました。「複数校区から子どもたちが通う学童保育では生活がバラバラにされました。『個性ある学校』の名の下に、近い将来『学校選択制』を導入するねらいなのか、子どもが地域でバラバラ…にされようとしています」と事務局コメントを書きました。ぜひ、皆さんの地域での様子や情報を知らせてください。 (事務局;松井 信也)<><><>#ccccff<><>情報をおよせくださ〜い!
20030902<> 教育センター夏季研分科会「子どもの発達と地域」の分科会に参加しました。参加者は少なかったのですが、小学校教員の立場から、父母の立場から、文化運動、地域での少年団活動、そして学童保育の現場から実態の交流や熱い議論が交わされました。学校現場の管理体制の強化で忙しくさせられ視野が狭くなっている教員の閉塞状況、子どもに上手く関われない若い父母、愛されていると実感できない子どもたちなど日本社会のゆがみの中での様々な現象が語られました。そういった中で、地域でいきいきと活動している子どもたちの姿も語られましたが、そうした活動をすすめている自主的な組織や運動が拡がっていないむしろ縮小しているといった問題も率直に語られました。組織の活性化のために何が求められているか、「親も青年も学ぶことが少なくなっている」「学びたくなるような、学びをどう保障するか」「学校と地域を分けて考える傾向を克服しなければ」と明日への課題も明らかにしながらの、元気の出る分科会でした。(事務局;松井 信也)<><><>#ccffcc<><>元気の素!は「学び」。学童の父母会もきっとこれだね!