20030331<> 映画プロデューサーのT氏が一冊の本を届けてくれた。「学童保育指導員 ドド先生物語」(高文研)で、映画「ランドセルゆれて」の原案となった大阪市の共同学童保育指導員ドド先生と子どもたちの物語である。八田圭子氏の取材による実話で、いくつもの場面が映画と重なり、現代社会を凝縮したいくつものドラマが展開する。子どもを「しっかりと受けとめて」とか「寄り添って」とかという言葉が頻繁に使われる昨今だが、まさにドド先生の子どもたちひとりひとりへの共感的理解と指導、父母会を巻き込んでの前向きの頑張りはスゴイ。昼休みの喫茶店と大阪への会議の往復の車中でウルウルしながら一気に読み終えた。
3月30日のシルクホールの上映会は約500名、主催者の予測よりは下回った。まだまだ学童保育関係者の枠からは出ていない。4月26日、長岡京記念文化会館の上映会を市民に一まわりも二まわりも拡げて成功させたい。 (事務局;松井 信也)<><><>#ccccff<><>ウルウルしながら一気に
20030324<> 20日、理事を務める社会福祉法人の「理事会・評議員会」が開催されました。来年度予算の審議が主な議案で、予定していた議案審議も終わり、閉会を宣言しようとしたときにある評議員から緊急動議がだされました。折しも、その日の午前、アメリカのイラク攻撃が開始されたのでした。
「憲法と児童憲章を理念とする法人として、見過ごすわけには行かない、子どもたちが殺されようとしていることに反対の意志を示そう」という提案は出席評議員の満場一致で決議されました。また「他の法人や団体にも呼びかけよう」とも提案され、これも承認されました。
昨日の朝のテレビ番組で瀬戸内寂静さんは「色々と意見は異なっても、歴史には戦争があったと記される、また、一方でその戦争に反対した人々がいたことも歴史に記される」とコメントされていました。今日、法人理事会名でブッシュ大統領と小泉首相に抗議文を送りました。 (事務局;松井 信也)
<><><>#ffccff<><>罪のない子どもや市民を殺さないで!
20030317<> 今朝、メールを開けると「入所が決定しました」と嬉しいニュースが入っていました。2月初旬にメールで相談があった方からです。新入学の子どもを抱える働く父母にとって学童保育に入れなければ、仕事を止めることも含め、生活そのものが成り立たなくなる場合が多いのです。ですから、「本当に良かったですね」と返信しました。しかし、昨年も「待機児童数」は200人を超えています。また、せっかく入所できても、「すし詰め」での管理強化やひとりひとりをしっかりケアできないことから「落ちこぼし」たり、「定員オーバー」で「3年生追い出し」が少なくありません。年に2館程度の増設という児童館建設では追いつきません。そろそろ「分室」方式(学校内など学童保育単独施設)も含め、京都市も真剣に「待機児童」対策をとることが求められます。 (事務局;松井 信也)<><><>#cccc99<><>「分室」設置も含め、希望者の全員入所を!
20030311<>◆今日も、「『定員』いっぱいで学童保育に入れなかった」という相談の電話が入りました。2003年度に向けて、府内のいくつかの市町から学童保育の「施策開始」や「増設」の動きが伝わってきていますが、法制度化された1998年から5年間の増加はめざましいものがあります。しかし全国でも京都府内でも小学校数に対する学童保育の設置率は5割を超えたところで、まだまだ足りません。都市部での「大規模化・すし詰め」も拡がるなど、多くの困難や課題も未解決のままです。こうした問題を更に社会的な問題として、学童保育の拡充改善への合意形成が求められます。
◆さて、3月9日岡山市の「ランドセルゆれて」の上映会が1日で1800人が参加し大成功したと聞き、びっくりです。スゴイです。ちなみに同日の京都上映は500人足らずでした。多くの方のアンケートには、「異年齢の子どもの育ち合いに感動しました」「形態は違うが、学童保育の原点というか基本がしっかり描かれていて身が引き締まりました」「ぜひ多くの人に観てもらいたいと思った」など感想が寄せられました。京都のこの数字をどう見るかということは別にして、今後すでに決定している3会場を始め1年以上かけて府内で上映運動に取り組みたいと思います。既に「うちでも上映したい」といういくつかの地域から声があがっています。多くは保護者会づくりや合意づくりなど地域の課題と統一させての「運動」にしたいと考えていらっしゃいます。
さて、ここで問題。この1年間でこの映画を京都で何人観るでしょうか?? あたったらエライ! (事務局;松井 信也)<><><>#ccffcc<><>あたったらエライ!
20030308<>◆3月3日、厚生労働省で全国児童福祉主管課長会議が開かれ、来年度予算の説明がされました。岩田喜美枝雇用均等・児童家庭局長は挨拶で三つの重点の一つに「待機児童ゼロ作戦」をあげ『これは保育所だけでなく、放課後児童クラブの問題も併せてご検討いただくことが必要かと思います。これは少子化対策の柱であると同時に男女共同参画社会をつくるうえでたいへん重要な課題であるということでございます」と述べています。学童保育の補助額は基本分(20〜35人、281日以上開設)で1万3千円カットの151万5千円に、また「2人から」に補助要件が緩和された「障害児受入加算」についても2%カットの69万6千円なることが明らかになりました。京都府や市町村に対して、主に共同学童保育所などへの補助金を減らさないよう、国のカット分を独自で補うことを求めていくことが必要です。
◆明日の日曜は映画「ランドセルゆれて」の京都教育文化センター(左京区)で@13:30 A16:00 B18:30の3回上映です。お誘い合わせてのご来場をお待ちしております。
(事務局;松井 信也)<><><>#fdd6b3<><>学童保育の補助額は151万5千円(前年比▲1万3千円)
20030305<> 出張と会議続きで久々に家で夕食。妻と次男、祖母とで4人、今の我が家のフルメンバー。「年賀ハガキお年玉当選『ふるさと小包』タラバ」で焼きガニと函館直送ほたてバターを主菜に熱燗。雪の寒い日は家族揃って熱燗ナノダ。。79歳になるおばあちゃんが終戦を迎える20歳の戦争体験の話。挺身隊に行っていて毎夜の空襲。低空飛行の米兵はマフラーをヒラヒラ。銃弾で横のガラスはバリバリ。。せっかく暖まった布団から出るのが嫌で、防空壕に行かなかったら怒られた話『わたしゃ嫌だったよ、せっかく温もったのに、布団から出るの。。毎日、毎日。当たらないんだから!!』(今でもその面影や素質十分)。「キューンとしたら」防空壕の隣にいた友だちが血塗れで、急いで布で縛ったけど駄目やった。『畑のなすびやカボチャを盗ってかえったけどあれは泥棒やったな』『大根やカボチャの混ざったご飯とさつまいもが出たけど、私ゃ、さつまいもは食べんかった、今でもあんまり食べとうない』『親友があんまり進めるから、その兄さんと結婚したが、その人が終戦で帰ってきて初めて会うた時は、こんな貧相な人と一緒になるのかと思ったで、しかし!』(*注『しかし』とは言ってない、ヤスシやないんやから!)など、など。
戦争はアカン、戦争は人が起こすことやから、人が止められる、イラク戦争で日本がアメリカに加担することはならん。。18歳〜79歳の我が家の4人。今晩の結論。。
(事務局;松井 信也)<><><>#cccc99<><>そら、俺の親父のことかいな!?
20030304<>◆ボクが事務所に出勤すると「松井さん、今からデートしよ!亀岡までドライブ行こ!」と執拗な誘い・・・。全国保育団体合同研究集会(「合研」)の自治体キャラバン隊(おばちゃん3人組)が自転車で出動です。「えーっ、亀岡まで自転車?」と聞くと、「違う、違う、駅までやん、行こうな一緒に!」。。こちらも予定というものありますから、そこは丁重にお断りしました。京都も朝から雪です。時々雪も止み青空を見せるのですが、お昼を過ぎても降り続いています。3時ころキャラバン隊は「おっ寒ぶ〜」と冷え切って帰って来ましたが、「どこどこでどうした、こうした。。ここは体よく断られた・・・」と元気で賑やかなこと。しかし、ここのところ熟女たちのツッコミに京保連の事務局長もたじたじ。(触らぬ神に祟りなし・・・ムフッ)
◆いよいよ3月9日、映画「ランドセルゆれて」本上映のスタートです。みなさーん、口コミで「京都教育文化センターでの初上映だよ〜」と宣伝してくださいね。(事務局;松井 信也)<><><>#ffccff<><>触らぬ神に祟りなし・・・