20021231<> 思い出深い2002年が終わります。大げさかも知れないけれど、一生に一度の大きなイベントの年でした。専従者として、また集会の事務局長としては初めての「全国研」京都開催でした。多くの仲間たちと一緒に力を合わせました。京都の学童保育運動にとっては石垣の石を「ウントコショ」と、もう一つ積み上げたというところです。
 事務局長として沢山の失敗を重ねましたが、それを上回る財産も得ることができました。
人はみんなそれぞれ違った価値観を持っていて、自分の物差しだけでは計ってはいけない。だから謙虚にならなければ、という『当たり前』の事が身にしみて判ったことです。少しテンポが遅いのかも知れませんが、一歩だけ「大人」に近づきました。
 さぁ、新しい年。2003年もそこそこに頑張るぞーっ!    (事務局長;松井 信也)<><><>#ccffcc<><>2003年もそこそこに頑張るぞーっ!    20021227<> 事務所に手づくりの90センチの門松が届けられた。まもなく華道の心得のある職員によって松や葉牡丹、千両などに彩られ玄関に置かれることになる。都会ではそこそこの企業の玄関でしか見られない立派なモノになるであろう。
 学童保育の父母OBたちが集まる「凧プロジェクトチーム」なるものがある。来春2月16日に「第19回京都こどもてづくり凧あげ大会」が開催されるが、その凧づくりの指導などで大いに力を発揮してくれている。しかし「凧専門」ではない。「文化を食べて大人になっていく子どもたち」のために、「あそびや文化」を子どもたちに伝えていこうというグループである。先週、この「チーム」が呼びかけて、苔寺近くにある会員の家の横の竹藪で「門松づくり」が行われた。その翌日には、別の会員の実家がある大江町に集まって「〆縄づくり」も行われている。
その時につくった門松を届けてくれたのだ。
 今朝は、1月25日開催の「京都こども音楽会」の準備で「全国研文化行事」の指揮をとったムッちゃんがチラシの発送や準備でバタバタと事務所を走り回っている。京都の学童保育の周辺にはオモロイ奴らがまだまだ居る。  (事務局;松井 信也)<><><>#cccc99<><>てづくりの90センチの門松が届けられた! 20021224<> 今日は「クリスマスイヴ」ということらしいが、夕刻から大阪で会議だ。先週東京での会議の会場で大阪のM女史から「専門性の事務局会議したいんやけど松井さん24日空いてる?」(*注「学童保育指導員専門性研究会」)と聞かれ、「空いてるよ…アッ、イヴやんか!」「…イヤ別に、いいけど…イヴやで!」とささやかな抵抗を試みたが「松井さん、何かあるの?イヴに」と言われて「じゃぁ、いいじゃないの」と決まってしまった。家族の顔が揃えば、未だにケーキで祝う(?)ことにしているが、一人だけ家に残っている18になる末っ子も彼女とデートで夜は家にいないので、その必要はない。
 この頃は家で家族で過ごす人が多いらしいが、それでもイルミネーションであふれた街は活気づく。人がやたら多いのは好まないがそれでもウキウキする日には違いない。
 その後、連絡がないので「ないのかなぁ、なければ静かに家で飲むか」などと考えながら、M女史に確認の電話を入れた。「イヴやで…」ともう一回言ってみたが、何のためらいもなく「するよぉ〜、やっておかないと…」ときっぱり言われてしまった。イヴなのに…(;_;)。。(事務局:松井 信也)<><><>#ffccff<><>ささやかな抵抗も… 20021217<> 3日間、東京の全国運営委員会と「最低基準プロジェクト」の会議に出席してきた。1日目の夜は9時まで「缶詰」。会議終了後の交流会は「京都での全国集会の慰労と来年、栃木開催の意気をあげる」という趣旨だったので、いつもにもまして交流会に残った。会場となった居酒屋には40人以上が集まった。そんなに広くない2階の部屋の大方を占領した。先客が2組、それぞれ4〜5人のグループだったが、決して静かとは言えない40人以上の乱入は堪ったモノではない。とりあえず「ごめんなさいね」と謝ったが、足の踏み場もないほどの込み具合、渡すつもりで投げたおしぼりが飛び込むやら、大変な迷惑をかけてしまった。2日目は、10時から5時まで「指導員の課題」を中心にした会議。3日目も10時から5時までのプロジェクト会議。法制度ができたが、施設や指導員の基準もない、それを保障する財政措置もないといった不十分さのなかで、劣悪な学童保育の水準を高めていくため、国に要求していく「基準」づくりである。
先日の自治体訪問で応対していただいた福祉部長は「基準がはっきりしない中、受け皿も(法人ではなく)父母会となると継続性など、様々な悩ましい問題がある」と法制度の不備を語られていた。
 3日間の会議だけでもたいがい疲れるのに「終われば飲む」の繰り返しだから本当に疲れた。判っているなら飲まなきゃいいのだが、会議だけでは話せないことや、久しぶりに全国から仲間が集まって顔を合わせるのだから、仕方ない。
 しかし、休みなしで出勤した今日はさすがにしんどい。  (事務局;松井信也)<><><>#cccc99<><>話せば判る、終われば飲む?? 20021213<> 10〜11日大雪の降る丹後に行ってきた。全国研で後援いただいた自治体へのお礼で、3度目の訪問になる。京都連協のN副会長の車で1日目は1市・5町を訪問した。
 京都府高齢者シルバーセンター。「名前が良くないねぇ」と5階にある贅沢な空間のロビー・喫茶室のおしゃべりで気さくなおばちゃんが話しかけてきた。北側の窓からは日本海、南の窓からは松林と久美浜湾。天橋立に似ていることから「小天橋」と呼ばれる絶景にある。61歳以上のN副会長は4000円、「一般」のボクでも5200円で泊まれる。もちろん温泉もあるし、施設もきれいでビジネスホテルには負けていない。朝食千円、夕食は内容や金額で選べる。出発前の役員会では「格安の高齢者の宿に泊まるらしい」とこぼして出てきた宿だった。
 おばちゃんは「老人会の要望で府が建てたが、赤字が出ても府は補助しない。お隣の県のように出してくれたらねぇ」と言う。そして「府も手を引いてしまうので、この12月いっぱいで閉鎖になる」と続けた。新たな経営者に引き継がれてリニューアルオープンは来夏らしいが、これが最後の利用になるなと思うとなんとも寂しかった。
 N副会長はボクへの全国研の慰労で「最高料金」の会席で予約してくれていた。6時からの宴会場での夕食は当然ながら、高齢者のグループ客でいっぱい。横のグループの品の良いおばあさんが、飲みきれないからとビールの瓶を持って「飲んでよ」とグラスに注いでくれて、ひとしきり話をしていった。ボクなんぞはジャニーズジュニアみたいなものだった。 
(事務局;松井信也)<><><>#ffccff<><>ジャニーズジュニアみたいなモノ? 20021209<>◆12月8日「福祉要求実現!!市民アピールパレード」が開催された。福祉要求運動をすすめる京都市実行委員会が主催し市役所前での集会後、保育士や調理員、学童保育指導員や高齢施設、障害者施設に働く職員等、保護者や利用者400名余が円山公園までのパレードを行った。それぞれがエプロン姿・サンタさんや魔女、白雪姫と7人のこびと、「千と千尋」のカオナシや湯婆婆などのキャラクター、ペンギンさんや河童などに扮して福祉要求を書いた「グッズ」を持ってのパレードである。学童保育の仲間たちは黒マントにとんがり帽子の魔女に扮して「児童館・学童保育を増やして!」「ギュウーギュウーすし詰めはやめて」などと大書した星のついた杖を持っていた。サンタさんなどが道行く市民・親子連れに風船やチラシを配りながら歩いた。通常のデモとは違い、「シュプレヒコール!」「オウ!」などというのは無いが、アピール力は勝だろうと思ったさすがの福祉パレードであった。
◆明日から2日間、N副会長と全国研でお世話になった京都北部の自治体へお礼を兼ねた訪問行動に行ってくる。久美浜にある「京都府高齢者シルバーセンター」という公共の格安の宿を利用することになっているが、海の幸には期待している…。期待しているぞぉー。。 (事務局;松井信也)<><><>#ccccff<><>「黒マントにとんがり帽子の魔女」も登場!
20021208<> 昨日書いた京都市と「障害児連絡会」の懇談の席上、複数の参加者から12月2日京都市教委が発表した来春からの「学校2学期制導入」に対して不安の声が上がった。
 「2学期制」は学校長による選択制で、現在市内で約20の小学校が導入を検討しているとの記事。
 父母の不安は「秋休み」が設けられる問題と、複数以上の小学校(養護学校なども含む)から通う学童保育での生活の問題である。
 夏休みなどを減らすことで、休みの総日数が増えることはなさそうだが、10月辺りに休みが入る。お盆や夏期休暇など休みを比較的が取りやすい夏休みではない時期に「秋休み」が設けられる。学童保育に毎日通えない障害をもつ子どもの父母にとっては死活問題である。仕事は簡単に休めない。
 養護学校から1人だけとか、2校3校から1つの学童保育に通うところでは子どもたちの生活がバラバラにされる。長い時間1人だけという場合も出てくる。このことは障害をもつ子どもだけの問題ではない。
 全国的には、仙台市が市内の全小中学校で導入したほか、金沢市や大阪市などでも、一部で試行・研究されているというが、メリット・デメリット賛否両論あるところだ。
 手を挙げている京都市内の小学校では、教職員や保護者と合意できているのだろうか?
様々な問題を含み、合意のない中で「2学期制」の市教委の一方的な発表には疑問が残る。(事務局;松井信也)<><><>#fdd6b3<><>いいのかなぁ??「学校2学期制」 20021207<> 「3年生になった今まで毎日通えることを知らなかった!」「私はみんなに迷惑がかからないように遠慮してきた」「これから通う子どもたちの為に、毎日通えることを知らせてほしい」、昨日の「障害児連絡会」の京都市との「懇談」の席での訴えである。
 Oさんは 療育手帳A判定の「重度」の子どもさんを学童保育に通わせている。週6日就労しているのに、学童保育には週3日しか通えていない。1年生で入所するときに、館長に「障害児の通所は週3日になっている」言われたからだ。通えない日は有料でレスパイトセンターに預けている。
 京都市の学童クラブ事業では、障害のある子どもたちの受入に当たって「指導員の加配」ではなく「介助ボランティアの派遣」を行っている。『派遣事業実施要領』で「派遣回数は、原則として、同一児童について、1週につき3回を限度とする」とし、但書きで「養護学校在籍」「身体障害者手帳1級又は2級」「療育手帳A」の「重度障害」の児童については週6回を認めている。これを定めた当初、京都市も「あくまでも予算の積算根拠であって、通所を制限するものではない」と言っていた。『要領』は一人歩きを始め、学童保育の「大規模化」や「障害児受入条件」の未整備、ボランティア「不足」などもあって「学童保育有料化」以降もこうした通所制限が続いている。有料化で大量の退所があったが、放課後保障の切実な障害のある子どもたちはほとんど退所していない。京都市は口では「毎日通う権利がある」と言いながら、そのことを本気で保障しようとしていない。
 Oさんの訴えに涙が出そうになった。 (事務局;松井信也)<><><>#ccffcc<><>「知らなかった!」 20021205<>◆学童保育への国の補助単価(負担率1/2)、1施設当たり年間152万8千円が今年度まで3年間据え置きの上、来年度は「人事院勧告」の準用(?)で単価を150万5千円に引き下げるという概算要求となっている。
京都市の学童保育所(単独施設)でも、指導員を2名置いて年間運営するのに1千万円近くはかかっている。もう少し賃金水準の高い周辺の市町では1千500万円かかっている。この差額は市町村の単費持ち出し。父母の負担金も高額となる。国水準(152万8千円×2)で運営するならば、「指導員は日替わりパート」にせざるを得ない。貧困な実態の根元にある国の政治を変えなければならない。
 今日、全国学童保育連絡協議会の国会要請行動が行われている。全政党政策担当者と厚生労働委員会所属の国会議員への要請で、京都からは京都連協副会長で城陽市のお父さん、井本さんに参加してもらっている。大きな成果を期待している。
◆今日の京都新聞に、障害のある子どもさんを学童保育に通わせる左京区のお母さんの投書が「窓(読者の欄)」に掲載されている。「今でも介助ボランティアが十分派遣されず、学童クラブに通えない日は、体調も良くない実家の祖母に子どもを見てもらって何とかなっているが、来年度4年生で打ち切りになったら生活も立ちゆかなくなる。4年生以降の継続を切に願う」という内容である。明日は「障害児連絡会」と担当課の「懇談」に出席してくる。
(事務局;松井 信也)<><><>#ffccff<><>いざ! 本日、国会要請行動!! 20021203<> 網野町小浜から海岸沿いの遊歩道2.4Km、琴引浜までは結構ある。実は昨日、途中まで行って、小雨であきらめ温泉とカニカニ宴会に「走った」。朝方の4度目の入浴と朝食のあと琴引浜を目指した。平地ではないので小1時間かかった。春から夏にかけて貝の粉を含んだ綺麗な砂が、カラカラに乾かないとキュッキュッと鳴き砂は鳴かないが、さすがに美しい浜である・・・ゴミさえなければ。 Mさんが同窓会のため朝9時過ぎに大阪に戻ったあとで、おっさん4人が琴引浜の砂を踏みながら遊んだ。貝殻を集めた・・・おっさん4人で。結構、他人が見たら気持ち悪いかも知れない・・・。宿の送迎車の約束の時間を30分も遅れてしまったが、12時前にやっとのコトで網野駅に着いた。キオスクの気の良いお姉さんの「カニやご馳走は食べたから、もういいでしょ、M食堂が美味しいよ」とのススメで入った駅前の食堂では、小柄でテキパキ、気の強そうな娘さんが注文を聞きに来た。おっさん4人は迷わず「塩サバ定食に生ビール」と力強く言い切った。塩サバは何と大きな半身がドカッ。薄塩、油もそこそこ乗って身がホクホク柔らかかった。小鉢や小うどんの付いた定食で750円は満足。戻った駅ではキオスクのお姉さんに「あとからね、絶対に来るからね・・・」「裏切らないかんね」と約束していたので「琴引の塩」(純;混ざりっけなし)3袋を含め、3500円もの土産を買ってしまっていた。
(事務局;松井 信也)
 
 <><><>#ffccff<><>半身がドカッ!塩サバ定食750円は大満足。。 20021202<> 「生カニカニフルコース活魚船盛付、24時間温泉入り放題」網野町一泊の旅に行ってきた。メンバーは関西の学童保育関係者5名。この時期の丹後はカニ解禁とあって、どこも満室状態。あきらめようと言う声も出たが、決めた日に実行しないと、次の予定は立たない。出発の2日前にやっと民宿で二部屋を確保した。12:25発久美浜行タンゴディスカバリーに乗車するのに、集合時間を11:58とした。いつもギリギリで心配な大阪Mさん対策である。自由席のため席取部隊は11:30である。Mさんが何と時間数分を前に現れて皆を驚かせた。「なんで12:00じゃなくて、11:58なの?何かあるの」と聞くが「いや、別に。単に集合時間!」。誰だって「何かある」と思う。どこかで聞いたことを実行したまでだが、効果はてきめんであった。2時間半で網野に着いた。駅には迎えのワゴン車が来てくれていた。気のよさそうなお兄さんが「同じ経営の旅館にキャンセルがでたので、そちらに移ってもらうことにした。海に面して、新しくてウンと綺麗な宿だ」と言う。「料金は同じでしょうね」と確認しようとすると、同行者の一人が「希望した宿と違うのだから、まけろ」と言い出した。ヒドイ客もあるもんだ。
 お兄さんは「外国ものが入ってくるようになって丹後ちりめんがダメになって、このままじゃ町はもたない、カニ解禁の今頃は連日満室だったが、この不況で空室が目立つ日もある」と言う。カニと琴引浜などの観光、夏の海水浴だけではだめで「何かあたらしいことを始めないと」とも。
 琴引浜への散策と温泉の後の「カニカニ大宴会」と部屋での酒盛り学童保育談義で丹後の夜は更けていく。  (事務局;松井 信也)
 <><><>#cccc99<><>ナゼだ! 何で11時58分集合なのだ?